ワードプレスで記事を書く時に気にはなっているけどついつい疎かになってしまいがちな「メタディスクリプションの設定」。
メタディスクリプションの設定を正しく行う事で「CTR(クリック率)がアップ」し「アクセス数が10倍」になる可能性もある重要な箇所ですので今回しっかりと解説します。
メタディスクリプションとは?
メタディスクリプションとはグーグルやヤフーでキーワードを検索した際の検索結果で表示されるウェブサイトのタイトルの下に表示される文章です。
皆さんも日々よく目にしているこの箇所が「メタディスクリプション」と呼ばれている箇所です。
専門的に解説するとメタディスクリプションとはウェブページの「head内」にページの概要を表す為に書き込みをするテキスト情報です。
ここで設定したテキスト情報がGoogleの検索結果で表示され「検索ユーザーの目に見える」ようになります。
なぜメタディスクリプションがアクセスアップの為に重要なのか?
メタディスクリプションの設定は以下の2つの点からアクセスアップの為に重要な設定となります。
ユーザーがメタディスクリプションを見てクリックするか決めるから
当たり前ですがグーグルで何かを知りたいと思い検索窓にキーワードを入れたユーザーは「検索結果に表示されるタイトルとメタディスクリプション」を見てそのウェブサイトのページをクリックするか決めます。
当たり前の事ですが結構この当たり前の事を考えずにメタディスクリプションを書いてるサイトが多いです。
「検索ユーザーの知りたい情報」がメタディスクリプションでそのページにあるのか概要として説明しきれているかが重要です。
上記の例では検索ユーザーは「メタディスクリプション コツ」と検索していますのでメタディスクリプションを上手に書く「コツ」の情報を知りたいと思っているはずです。
そのユーザーのニーズにメタディスクリプションの文章が答えていれば検索ユーザーはあなたのページをクリックしてくれます。
メタディスクリプションがSEOにも影響を与える為
現在SEO業界の中では会社によってもメタディスクリプションの設定がSEOに与える影響はない。と言っている会社もありますが、「実際には少なからずメタディスクリプションの設定はSEOへの影響はある」と私たちは判断しています。
というのも私たちのメディアで実際にページの内容やページタイトルを変えずに「メタディスクリプションの設定のみを変更」し数週間検索順位の結果変動の検証をした際に実際に順位の変動があったケースが複数回確認出来ています。
またメタディスクリプションの設定を検索ユーザーがクリックしたくなるものに変える事で実際にクリック数が増えページのアクセスが伸び結果としてGoogleのSEO評価に好影響を与えるという事になります。
Google SEO豆知識
同じような内容のウェブページであればグーグルはアクセスが多い方を重要なページとして認識します。
※アクセスが多い = より多くの人に支持されているページ という判断です。
この事からもメタディスクリプションの設定を疎かにせず、「検索ユーザーから見た魅力的な文章のメタディスクリプションの設定」と「SEOの基本を押さえたメタディスクリプションの設定」を行う必要があります。
次項ではその両方を叶えられるメタディスクリプションの設定について解説します。
クリック率をアップさせる正しいメタディスクリプションとは?
それでは「クリック率をアップさせる正しいメタディスクリプションの設定」について解説をします。
クリック率をアップさせる正しいメタディスクリプションの設定には「5つのポイント」があります。
クリック率をアップさせる正しいメタディスクリプション5つのポイント
- 検索ユーザーが得れるメリットを明確に示す
- 検索キーワード及び関連キーワードを含める
- 文字数は120文字でまとめ且つ重要な情報を始めに書く
- 競合サイトと差別出来るポイントを伝える
- 数字など具体的な情報を入れる
これらのポイントを押さえてメタディスクリプションの設定を行う事がクリック率をアップさせてアクセスを上げる為のコツです。
1.検索ユーザーが得れるメリットを明確に示す
ただでさえ情報の多い現代ですので検索結果にも複数のウェブサイトが表示され全てのサイトをクリックする訳にはいきません。
検索ユーザーはGoogleの検索窓で知りたいキーワードを入力した後に表示されるウェブページのタイトルとメタディスクリプションを見てクリックするか決めています。
タイトルは30文字程度しか表示されませんのでページの概要を説明するメタディスクリプションが重要となります。
その際に「検索ユーザーが得れるメリット」を明確に伝えているウェブページがクリックされる訳です。
タイトルの付け方については「【実例有】記事タイトルは初心者でも「5つのルール」を守るだけで劇的に変わる!」という記事で解説していますのでアクセスアップをさせる為のタイトルを付けたい方はこちらの記事も読んでみて下さい。
2.検索キーワード及び関連キーワードを含める
メタディスクリプションには「関連キーワード取得ツール」サイトで検索キーワードに関連するキーワードを調べ、ウェブページで狙いたい「設定検索キーワード」及び「検索キーワードに関連したキーワード」を含めましょう。
そうする事でよりユーザーが知りたい情報に近しい文章やキーワードを表示出来る事とGoogleのSEOに対しても高評価を期待出来ます。
※もちろん1番重要なのはページの中身です。
3.文字数は「120文字」でまとめ且つ重要な情報は始めに書く
メタディスクリプションの文字数は「120文字」以内にまとめるように心がけましょう。
なぜ120文字以内かと言うと、上記例のようにパソコンで検索結果表示された後に120文字以上だと文章の後半部分が「…」となってしまい表示されなくなってしまいます。
更に近年更に大事な事は「スマートフォンの台頭」です。
皆さんも何か調べる時にパソコンではなくスマホで検索をされる方が多いはずです。
最新の調査結果ではスマホでのウェブサイトへのアクセス割合が「75%」を超えたそうです。
スマホで検索結果の画面を見るとどうなっているかと言うと、
このようになっており、なんと「メタディスクリプションの文字数は70文字程度」までしか表示されません。
その為重要な事は文章の初めに記載しておかなければスマホでアクセスしてきたユーザーに伝わりません。
4.競合サイトと差別出来るポイントを伝える
現在ウェブサイトは非常に多くの数がありあなたの作成したページも他のサイトと違ったポイントがなければわざわざ検索ユーザーはあなたのサイトをクリックしてくれません。
その為あなたのページを作成する際に「Googleのシークレットモードで狙うキーワードを検索」してみて下さい。
その結果表示された1位~10位のウェブサイトのタイトル・メタディスクリプションをしっかりと読込みそれらのサイトとの差別化出来るポイントをメタディスクリプションに書き込みましょう。
5.数字など具体的な情報を入れる
検索ユーザーは何か困った事や解決したい事があって検索窓にキーワードを打ち込んだ訳です。
そのユーザーに対しより具体的な情報があるという事をメタディスクリプションの文章で伝える事が出来ればユーザーがあなたのウェブサイトをクリックする率は格段に上がります。
メタディスクリプションの例
- 【数字無し】メタディスクリプションを設定する事で多くのユーザーがあなたのウェブサイトに訪れます。
- 【数字有り】メタディスクリプションを設定する事で「今までの10倍の1日100人」のユーザーがあなたのうぇぶさいとにおとずれます。
いかがでしょうか?
具体的な数字があるかないかでこれだけ人に与える印象は変わります。
ぜひメタディスクリプションには具体的な数字や事例を書き込むようにしましょう。
ワードプレスでのメタディスクリプションの設定方法
ワードプレスでメタディスクリプションを設定するのは簡単です。
ワードプレスの記事投稿画面の下部に「メタディスクリプション」という箇所があります。
この箇所に今回解説した方法で「120文字程度」で記事の概要を書き込みましょう。
その後通常通り「記事の公開」もしくは「記事を下書きとして保存」を押す事でメタディスクリプションも保存されます。
メタディスクリプション豆知識
すでに公開している記事のワードプレス側でメタディスクリプションを設定してもGoogleの検索表示結果に新たに設定したメタディスクリプションが表示されるのは時間が掛かります。
アクセスが多いウェブサイトで最短当日中、アクセスが少ないウェブサイトだと数日間掛かります。Googleの巡回ボットが来てページのメタディスクリプションを読み込まないと表示は変わりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一見地味に見えるメタディスクリプションの設定ですが、検索ユーザーが初めに目にするのは「あなたのウェブサイトのページではありません」
検索ユーザーが初めに目にするのは「あたのウェブページのタイトルとメタディスクリプション」を検索結果で初めて目にします。
つまりそこが魅力的でなければクリックすらされずあなたのウェブサイトは見てもらえません。
今回ご紹介した、
- 検索ユーザーが得れるメリットを明確に示す
- 検索キーワード及び関連キーワードを含める
- 文字数は120文字でまとめ且つ重要な情報を始めに書く
- 競合サイトと差別出来るポイントを伝える
- 数字など具体的な情報を入れる
を抑え正しいメタディスクリプションの設定を行いあなたのウェブサイトのアクセスをアップさせて下さい。