クライアントさんより今年の2月からアクセスが急激に下がってなかなかアクセスが上がらず大変だ!
アクセスが少なくなって事業の数字が落ちた。なんとかしてくれ!
という要望を頂きましたので分析を行いました。
グーグルアナリティクスを使ってホームページのアクセス分析
早速ご依頼頂いた会社のメインのホームページをグーグルアナリティクスを使用して分析してみました。
Googleアナリティクスホームのアクセス分析
見事に今年1月から7月に掛けて半年でアクセス人数が「半分以下!」になっています。
これは衝撃!
これ自分の事業だったら下手したら首吊ってますね。
集客数が半分以下になって耐えれる会社ってそんなに数多くは無いでしょう…。
更に詳しく見ていきます。
ホームページがユーザーを獲得している方法は?
実際の数字にはモザイクを掛けさせて頂きましたが比率的には赤字で書込んだ数値を実際の割合に合わせました。
ちょっと聞きなれない単語があるので説明します。
- Organic Search/オーガニックサーチとは
自然検索流入(グーグルの検索窓にキーワードを入力して出てきた検索結果からウェブサイトに自然に流入した人数) - Direct/ダイレクトとは
ブックマークやURLの直接入力によりダイレクトにサイトに流入した人数 - Referral/リファラルとは
他のウェブサイト等で張られたリンクを経路として流入した人数 - Social/ソーシャルとは
ツイッターやフェイスブック等のSNSからの流入した人数
オーガニックサーチ(自然検索流入)が2月からずるずると落ちだしています。
おそらく2月の「日本語検索の品質向上にむけて 」と銘打ってGoogleが行った検索アルゴリズムのアップデートの対象となったのだと思われます。
※業界ではこの2月のアップデートはペンギンアップデートを同時に行われたのではないかとみています。
この日本語検索の品質向上についての対策はこつこつホームページ内のコンテンツを価値ある物に作り替える事で検索順位が上昇し、アクセス数が改善されます。
もちろんコンテンツの価値を上げる事は最重要で大切ですが、今日の主題はその点ではなく、ある箇所に目を付けました。
それは 「Social/ソーシャル」 。
そうです!ツイッターやフェイスブックやインスタグラム等のソーシャルです。
実はこのSNSこそがウェブサイトのアクセスを上げる重要なポイントになります。
※というかもうソーシャルからの流入の方が多いウェブサイトもどんどん増えてきています。
なぜ「Social/ソーシャル(SNS)が重要か?
皆SNSは大事だ!大事だ!と言っていますが実際の中小企業のビジネスに於いてなぜ大事なのかを明確にしているところは少ないです。
そこで今日私はSNSの大事なポイントを言い切ります。
SNSが大事な理由①:「顧客のダムが出来る」から
ソーシャルが今後ウェブサイトのアクセスアップに於いて重要になるのは 「顧客のダム(フォロアー)が出来るから」 です。
これに尽きます。
もう一度先ほどのグラフを見て見ましょう。
1番検索人数を多く獲得している「Organic Search」について考えてみて下さい。
オーガニックサーチとは毎日ある一定数の人がグーグルの検索窓でキーワードを入れて情報を調べ検索結果をクリックしてホームページに訪れた人数です。
それに対し「Social」はSNSの投稿を見たり他の人が紹介したURL等をクリックして流入した人数です。
ここでポイントは、
- Organic Search/Googleでの自然検索をする人数は毎日ほとんど変わらない
常に検索結果上位表示サイトとの競争が激しい - SNSからアクセスする人は増えれば増えるほどそこからアクセスする可能性のある人が増える
SNSは1度フォロアーになってもらえればそこでのライバル会社との競争は無い
つまり、
- Organic Search/自然検索流入は「パイの奪い合い」
- SNSからの流入については自社の価値を上げる事で「競争では無くなる」
長期的にビジネスを考えたらどちらが安定して成長出来るかは一目瞭然です。
自社の価値をコンテンツマーケティングで世の中の人に伝え 「SNSの顧客のダム」 を築き上げましょう。
SNSが大事な理由②:ウェブサイトへの最初の入り口がGoogle検索では無くなってきている
もう1つSNSが大事な理由はこれです。
最近のインスタなどの使い方を見ていると分かりますが、今まで何か調べる時にはGoogleの検索窓で情報を調べていました。
しかしミレニアム世代を中心にファッションや飲食店の情報等はインスタの検索窓から検索をするように変化しています。
インスタで「ランチ 渋谷 パスタ」と検索しフォトジェニック映えしているイタリアンの店を選ぶ。という事が当たり前になっています。
またツイッターを例に挙げると最新のニュースを知りたい時にもうすでにテレビを見る人はいません。更に近年ヤフーやグーグルでニュースの検索もしません。
テレビやネットのポータルサイトでは情報の発信速度が遅いからです。
それよりも最新の重大ニュースはツイッターの検索窓で検索します。
「首都高湾岸線 事故」と検索すると瞬時にツイートが集まり最新の情報を得る事が出来る訳です。
この傾向は今後もどんどん拡大していくでしょう。
そうなった時にあなたのホームページの集客経路が「自然検索流入」だけでは心もとない事が分かったでしょうか?
あなたのビジネスに合ったSNSを出来るだけ早く始めましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とにかく現代はマーケティングの変化の速い時代です。
数年前まではウェブマーケティングと言えば「ホームページ制作」・「SEO対策」で済んでいた事が、最近では「SNSフォロアー数アップ」・「コンテンツマーケティングサイト制作」・「アプリ開発」とより複雑に高度になっています。
あなたも自身のビジネスにあったSNSを運用して一刻も早く「顧客のダム」を大きなものとしましょう。