あなたは自分の事業の売上を伸ばしたいと思っていますか?
経営者の方であればほとんどの方が「Yes.」と答えるでしょう。
実はビジネスを成功させる為には「習慣」を変える事で劇的な成果が出ます。
逆に言うと正しい習慣が出来ていなければあなたの事業は売上が下がってしまう可能性すらあるのです。
今日はそんな業績にダイレクトに影響するある事についてお話したいと思います。
売上を上げてビジネスを成功させる大事な事は「習慣」です。
そうです。あなたのビジネスを成功に導く1番重要な事は「習慣」です。
世の中の事業で成功した人たちに共通している事は「毎日(毎週)繰り返す決まった習慣がある」という事です。
1つ事例を挙げましょう。
例1:毎朝早朝5時に起きてジムに行ってから会社に誰よりも早く出勤し昨日までの売上集計の数字を朝の7:30から30分間分析し、朝の朝礼時に幹部社員と15分のミーティングを習慣としている。
こんな習慣のある社長が経営している会社はかなりの確率で成功するでしょう。
それでは次のような事例はどうでしょうか?
例2:週に何回かは朝方まで飲みに出歩き、出社時間も日によって違っていて幹部社員とのコミュニケーションも取れている時があったりそうでない時があったり…。
こんな習慣の社長の会社の事業が大きく成功するとはとても思えません。
つまり習慣とはそれほどまでにビジネスの成功と直結しているのです。
世の中の成功者と呼ばれる人は無意識か意識しているかに関わらず結果として、「毎日繰り返す習慣」を実行する事で成功した訳です。
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#919191″ bgcolor=”#fafafa” color=”#000000″ iconsize=”100″]習慣とは?辞書によると長い間繰り返し行われていて、そうすることが決まりのようになっている事柄。また、繰り返し行うこと。
[/st-cmemo]
ビジネスで成功をする為の習慣の3つの重要なポイント
それでは実際に「習慣」について重要なポイントをお話しします。
習慣の重要な3つのポイント
- 毎日繰り返し出来る仕組みにする
- 成功する為に正しい事を習慣とする
- 記録に残る、形に残る方法にする
毎日繰り返し出来る仕組みにする
これは1番重要と言っても過言ではありません。
習慣というのは「毎日繰り返し行う」事が非常に重要です。
その為には習慣を絶対に行わなければならない仕組みにしてしまいましょう。
実際に毎日繰り返し行う為の仕組みの事例をご紹介しましょう。
社員全員参加の業務日報形式
宮城県仙台市のある会社の事例ですがその会社は「業務日報」という形を習慣として取り入れています。
その業務日報は普通の会社の業務日報と違いかなり情報量のある日報となっています。
毎日の売上や粗利の予算対比の数字はもちろんの事、代表自らが会社の目指すべき方針と現状の差異(問題点)で気付いた箇所を日報という形で送っています。
会社の創業時で社長が1人で創業した創業時にも1人でその業務日報を送っていたというのですから、毎日繰り返す習慣というのは本当に大事な事なのだという事がこの話からも分かります。
※ちなみにこの会社は創業8年目で創業年の年商より16倍!にもなっており今でも毎期125%の成長を続けています。
このような仕組みにして更に業務日報を全社員で朝礼時に読み上げるようにしました。
そうなるとどうなるかと言うと毎日業務日報をしっかりと作成する事が「習慣化」しました。
社員全員で業務日報を読むわけですから方針に対しての問題点の項目などで適当な事を書くわけにもいきません。
自ずと社長自身も毎日毎日事業方針に対しての問題点を考えるようになり朝礼でその問題点を共有し改善する方向性が打ち出せた訳です。
これは1つの毎日繰り返し行う為の仕組み化と言えるでしょう。
成功する為に正しい事を習慣とする
これも当たり前ですがなかなか出来ないポイントです。
会社の事業ステージやビジネスの種類によっても異なりますがあなたが中小企業の社長で年商10億円未満であればどの会社でも「マーケティング」が重要だと思います。
その為ここで紹介する事例はマーケティングの中でも「新規顧客発掘」という点についての事例をご紹介いたします。
社長自らブログ更新
山形のある会社の事例ですがその会社は「ホームページ制作」を主な収益の柱としている会社ですが新規顧客の獲得の為に「社長が自らブログの作成」を開始しました。
毎日決まった時間に1ページブログの記事をアップするようにしました。
手掛けた仕事の実績の紹介やこんな機能で顧客のこんな悩みを解決しました。といった内容のブログを書き続けました。
もちろん始めた当初はなかなか成果は出ませんでしたが今ではホームページ経由の新規問合せの獲得が月に50件以上という成果を出しています。
大事な事は「その習慣が成功する為に正しい事である」という事です。
この会社の例で言えば社長が毎日ランチに何を食べたかといったこの会社の将来の見込み客が求めていないような情報ではなく、将来のお客さんが求めているであろう情報をブログに毎日書き綴った事で結果としてそれが「コンテンツマーケティング」となりました。
もちろんSEO対策の面からも非常に有効な方法ですので会社のホームページのアクセスも急上昇しました。
記録に残る、形に残る方法をする
これも重要な事ですがその習慣を続けた事で「目に見える成果が出る」という事も大事です。
例えばあなたがダイエットの為に毎日30分のウォーキングを習慣化したとしましょう。
1ケ月経っても3ケ月経っても体重計に乗れなければ自分の行っている習慣に対する成果が見えずに続けるモチベーションは上がらないでしょう。
毎日30分継続的にウォーキングをしたら1週間目に体重計に乗った時に目盛りは500gでも減っていて欲しいわけです。
もちろん1ケ月続いたらせめて1kgくらいは減っていて欲しいです。
先ほどの事例で言うと、
- 業務日報という習慣を取り入れた会社は「日報」という目に見えるモノ
- ブログという習慣を取り入れた会社は「アクセス数」と「問合せ件数」という一目で分かる成果
これらを手にした訳です。
もちろん両者とも記録に残り、形が残る成果ですので社員皆で過去の日報を見たり、ホームページのアクセス分析をしたりして非常に有効に活用しています。
そんな姿を見ると「習慣」を続けるモチベーションや理由が出来ます。
そうなって継続的に続ける事でその習慣を実行しない事が不自然で気持ちの悪い状態までなったらそのビジネスはかなりの確率で成功するでしょう。
成功した偉人達の習慣についての名言
それでは実際に偉人達が語った習慣についての名言をご紹介します。
松田松陰
一日一字を記さば一年にして三百六十字を得、 一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う。
これは私としても非常に共感が持てて実感もある吉田松陰さんの名言です。
1日1時間の習慣付けを行わない事で100年でなんと「36,000時間」を失ってしまうという話です。
36,000時間とは日数にするとなんと「1500日(4年間!)」もの時間です。
逆に言うと1日1時間でも良い習慣を身に着ける事で生涯で36,000時間も効果のある事を毎日続けられるという事です。
ピータードラッガー
成果をあげる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつける上で、必要とされている習慣的な力である。
私の知る限り、知能や勤勉さ、想像力や知識がいかに優れようと、そのような習慣的な力に欠ける人は成果をあげることができなかった。
成果をあげることは一つの習慣である。習慣的な能力の蓄積である。
習慣的な能力は、常に習得に努めることが必要である。
習慣になるまで、いやになるほど反復しなければならない。
少し長いですが非常に重要な事です。
社会生態学者を名乗る経営学者であるピータードラッガーさんの言葉です。
成果を上げて成功を収める為には習慣は欠かせないと言っています。
また同時に習慣というのは「習得に勤めなければならない」という事も言っています。
そしてもう1つ大事な事は「元々の能力が優れていてもそれだけでは成功する事は出来ない」
「習慣化しなければ成功は出来ない」という事を言い切っています。
これは私たち通常の能力しかない人にとっては非常に励みになる言葉です。
実は同じような事は日本が誇るあの名経営者の方も言っています。
稲盛和夫
いまこの1秒の集積が1日となり、 その1日の積み重ねが1週間、1ヵ月、 1年となって、気がついたら、 あれほど高く、手の届かないように見えた 山頂に立っていたと、いうのが 私たちの人生のありようなのです。
京セラ・第二電電創業者。公益財団法人稲盛財団理事長。日本航空名誉会長である稲盛和夫さん。
大きな成功を収める為には毎日の小さな積み重ねをたゆまなく繰り返す事が重要であるという事をおっしゃっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたのビジネスを成功させる為に1番重要なのは「習慣」です。
そして習慣の大事なポイントは以下の3つです。
習慣の大事なポイント
- 毎日繰り返し出来る仕組みにする
- 成功する為に正しい事を習慣とする
- 記録に残る、形に残る方法にする
習慣の重要な3つのポイント
あなたもこの3つのポイントを踏まえて、正しい方法で毎日続けれて成果の分かるやり方を習慣化しましょう。